【結婚式】カメラマン持ち込み禁止の「明治神宮」で写真撮影ができた理由
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結婚式の会場では、外部カメラマンの持ち込みが禁止されているところがあります。
都内の神前結婚式では大変人気の「明治神宮」もそのひとつ。
先日HOLIDAYは、この「明治神宮」で撮影をさせていただきました。
このブログ記事では、持ち込み禁止の会場で、なぜ撮影許可をいただけたのかをお伝えしていきます。
・これから結婚式のカメラマンを決める方
・カメラマン持ち込み禁止と言われて困っている方
に参考にしていただければ嬉しいです。
「明治神宮の、挙式当日の写真を撮影してほしい」
前撮りの撮影をした新婦さんから撮影のご依頼がありました。
写真を気に入ってくださり、ぜひ当日もとのこと。
とてもとてもうれしいお話なのですが、明治神宮は外部カメラマンの持ち込みは禁止です。
撮影は難しいだろうなと思いつつ、新婦さんへは「明治神宮はカメラマンの持ち込みは不可とうかがっています。一度プランナーさんに確認してみてください」とお伝えしました。
「撮影OK」の理由と条件
プランナーさんに連絡をとってくださった新婦さんから連絡がありました。
なんと撮影可能とのこと。
不思議に思って話を聞くと、そこには理由がありました。
●会場提携のカメラマンの撮影も注文する
●当日は提携カメラマンがメインで動くので、撮影の邪魔にならないこと
●挙式の撮影は禁止
●拝殿の中など、立ち入りできない場所がある
この条件であれば持ち込みOK。
なるほど、と納得しました。
どうして外部カメラマンは、持ち込み不可なのか
なぜ会場によって、外部カメラマンの撮影が禁止になるのかというと、3つの理由があります。
(1)提携の写真店であれば入るマージンが入らない
(2)はじめてのカメラマンだと会場の下見やルールの説明をする必要があり、プランナーさんの仕事が増えてしまう
(3)マナーの悪いカメラマンを断りたい
ひとつずつ説明していきますね。
マージンが入らない
提携(テナント)で入っている会社は、ご成約ごとに会場にご紹介料を支払っています。
マージンのパーセンテージは会場によってまちまちです。
持ち込みをされてしまうと、マージン分、会場の売り上げが減ってしまうため禁止をします。
または、持ち込み料としてお客さんにご負担いただくことで、持ち込みをOKにしている会場もよく見かけます。
マージンで利益を上げようと思っていない会場やフリーのプランナーさんだと、持ち込み料無しでOKなこともあります。
プランナーさんの負担が増える
カメラマンは通常、はじめての会場で撮影をするときは、プランナーさんにお願いをして、会場の下見をし、当日の動線や撮影スポット、会場独自のルールを確認します。
結婚式のプランナーさんはとても忙しいです。
会場の説明には、新規のお客さんを1組ご案内できるような貴重なお時間を割いていただくこともあります。
お客さんに寄り添う会場になればなるほど、丁寧に説明してくださるので、その分ご負担が増えてしまいます。
マナーの悪いカメラマンを断りたい
ここ5年くらいで、カメラマンのマッチングサイトなども増えてきて、フリーカメラマンが急増しています。
中には職業としてのカメラマン経験が無い方もいらっしゃいます。
これは持ち込みカメラマンを禁止した神社の関係者の方に聞いたのですが、
・挙式中のマナーが悪い
・大切な儀式のシーンを理解していない
・撮影漏れによるクレーム
などが多々あったそうです。
お客さまの満足度もありますが、特に神社や敬虔なキリスト教式では、神様に失礼になってはいけませんから、こうしたカメラマンを断る動きは強いです。
持ち込み禁止の会場には「理由」と「可能になる条件」を聞いてみよう
持ち込みを禁止にする理由は、前述の通り、お客さんと会場にとって不利益になることを無くしたいからですね。
でもここで問題があります。
会場提携の写真屋さんの撮影スタイルが、しっくりこなかった場合です。
「好きな写真」というのは人によってそれぞれです。
・正統派にきちんと記録したい
・映画のワンシーンのようにドラマティックに撮りたい
・雑誌みたいにおしゃれな写真が好き
・かしこまらずに自然体に撮ってほしい
そして、それぞれが一長一短なんです。
好みではない方からしたら、
・正統派=「つまらない」
・ドラマティック=「恥ずかしい」
・おしゃれ=「数年後時代遅れ」
・自然体=「素人っぽい」
提携の会社が、自分の好みと合っていれば全く問題はありません。
ですがそうではない場合は、一生に一度の記念の日をこだわって残したい方には、とても残念な結果となってしまいます。
気に入らない写真なんて、見返したくもないですからね。
もしも持ち込み禁止の会場で、好みと違う場合は、プランナーさんに相談してみてください。
ほとんどの会場では、お客さんに寄り添って解決策を考えてくださいます。
今回の、明治神宮からの条件は、
●会場提携のカメラマンの撮影も注文する
●当日は提携カメラマンがメインで動くので、撮影の邪魔にならないこと
●挙式の撮影は禁止
●拝殿の中など、立ち入りできない場所がある
でした。
この内容でしたら、お客さんにとっても「気に入ったカメラマンを持ち込んで撮ってもらう」ことができますし、会場側も「よく知らない外部カメラマンがミスをしてお客さんをがっかりさせることがない」「神様に失礼にならない」など不安点を解消できます。
その代わり、お客さんはカメラマンを2名注文することになりますので金銭面のの負担が発生します。
今回のお客さんは「披露宴で動きのあるシーンを確実に追って欲しい」というご要望が強かったため、カメラマン2名体制は都合がよく、提携カメラマンに加えて当店にも撮影を注文してくれることになりました。
まずは結婚式のプロであるプランナーさんに相談を
結婚式という特別な1日だからこそ、こだわりのポイントがあれば、あきらめずに一度相談してみてください。
プランナーさんには、大切なお客さんの良い結婚式をつくるために、プロとしてのアドバイスがあります。
条件を確認して、交渉し、納得いただける形になるのがいちばんです。
カメラマンの持ち込みが禁止で困っている方へ、参考になればと思いこの記事を書きましたが、会場のルールも状況によって変化していきます。
今回ご紹介した条件がどなたにも必ず当てはまるわけではありませんのでご理解いただければ幸いです。
最後に、今回撮影にあたって明治神宮のプランナーさんに会場の下見をお願いした時は、とても丁寧に、快くご案内していただきました。
挙式当日もスタッフのみなさまに、親切にご対応いただきました。
大変ありがたいことで感謝しています。
みなさんの結婚式が素敵なものになりますように!
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